まな板にはプラスチック製・ゴム製など様々な種類がありますが、今「木製まな板」がアツいということをご存じでしょうか。元来まな板は木製でしたが、お手入れのしやすさ等の観点から主流をプラスチックやゴム製のまな板に奪われてしまいました。
しかし、包丁・食材との相性の良さや、おしゃれでナチュラルなたたずまいから、プロの料理人が使用しているだけでなく一般の多くの料理好きの方が木製まな板を愛用しています。
一方で、木製のまな板にはいくつもの種類・値段の商品があり、買ってみようと思い立ってもたくさんの商品の中から自分で選ぶのはなかなか難しいのではないでしょうか?
そこで今回は、料理が大好きな私が、心からおすすめできる木製まな板を素材ごとに分類しながら13個ご紹介します!また最後に木製まな板のお手入れ方法もご説明するので、参考にしてみてくださいね。
木製まな板のメリット
まずは商品をご紹介する前に、木製まな板のメリットや魅力的な点を三つご紹介します。
包丁との相性が良い!
一つ目に、包丁との相性が良いことです。木はプラスチック等に比べて柔らかいので、包丁が当たったときに刃当たりがよく、包丁の刃を痛めません。木製まな板は包丁に優しいので、使うと包丁が長持ちしますよ!
また木が衝撃を吸収するため、包丁が傷まないだけでなくご自身の腕や肩も疲れにくいといわれています。
さらに、包丁がまな板に当たった時の「トントントン」という木の軽快な音も、木製まな板ならではで非常に魅力的です。木製まな板を使って食材を切るだけで、気分が上がりそうです♪
食材との相性が良い
二つ目に、木が食材の余分な水分を吸収してくれるため食材が滑りにくいというメリットがあります。
プラスチック製のまな板の上で水分量の多い葉野菜や魚を切るとき、水分がまな板の表面にたまりすべってしまう、という経験がある方、多いのではないでしょうか。木製まな板なら、ある程度水分を吸収することができるため食材が滑りにくく、安全に簡単に切ることができるのです。
見た目・雰囲気が良い!
三つ目に、自然でおしゃれな見た目も大きな特長といえます。
あたたかく、ナチュラルな木目の模様のまな板は、どのようなキッチンにもなじみますし、立てかけておくだけでおしゃれな雰囲気を演出します。おしゃれな調理道具を使うと、料理がますます楽しくなりますしテンションが上がりますよね!
また、同じ商品でもモノによって模様が異なる点も、プラスチック製のまな板にはない特長といえます。
おすすめの木のまな板 13選
それでは早速、今までご紹介したメリットを踏まえておすすめの木製まな板を13個ご紹介します。ひのき・桐・いちょう・竹・その他、の順に、木材の素材ごとに分けてご紹介しますね。
ひのき
まずはひのき製のまな板を5つご紹介します。
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- 最も一般的な素材
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- 「ヒノキチオール」という成分が含まれているため抗菌力がある
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- ひのきのよい香りがまな板から香る!
ひのきは最も一般的な素材で、多くの木製まな板に使われています。
また、抗菌力があるため、まな板の表面で雑菌が繁殖してしまうのを防ぐことができます。また耐久性があるため長持ちさせることができます。
ウメザワ 木製まな板 東農ひのき 薄型軽量
【参考価格】1595円
こちらは厳選した岐阜県産の東濃ヒノキを使用したまな板です。
ヒノキ特有の香り、温かさ、ピンクがかったような美しい木の色が特徴です。
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- 価格がリーズナブル
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- ほかのヒノキ製のまな板に比べ軽くて扱いやすい!
Power of the Wood 国産一枚板 ヒノキのまな板
【参考価格】4600円
こちらは国産のひのき製で、なんと合板ではなく一枚板のまな板です!一枚板のまな板は、使い込んでも品質が落ちにくく、また表面を削ればより長く使うことができます。そのためより良い品質のまな板をお求めの方におすすめです。
しかし一枚板のまな板は、合板のものに比べて値段が高いという点がデメリットとして挙げられます。
こちらの商品は一枚板なのに加えて、適度な厚みと重みがあり、使うと安定感がある点が特徴です。また包丁が当たったときの感触や、切るときの「トントン」という音など、木製のまな板ならではの良さを存分に味わうことができ、料理がますます楽しくなること間違いなしです!
ウメザワ 木製まな板 ひのき 大 42×24×3cm 浮かせて使える
【参考価格】3395円
こちらは同じくひのき製のまな板ですが、浮かせて使うことができます。
左右両側に円柱のような形の木がはめ込まれており、このおかげで台においても裏面が台に直接触れません。そのため裏・表をどちらも衛生的に使うことができるのです!
また、使い終わって乾かす際も、まな板が自立できるので立てかける壁がないところにも立てて置くことができます。
ダイワ産業 まな板 木製 ひのき 食洗機対応 軽量 【スタンド付き】
【参考価格】2918円
こちらは、スタンドがついたひのき製のまな板です。まな板の下部分についた濃い茶色のスタンドを90度回転させることで、自立させることができます。
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- 自立するので立てかける壁やスタンドがなくてもどこでも乾かせる!
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- 表面に水分のしみこみを防ぐ加工が施してある!
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- 食器洗浄機の使用も可能
栗原はるみ 木製まな板 (丸) 小
【参考価格】3520円
こちらは丸い形がかわいらしい、ひのき製のまな板です。料理研究家の栗原はるみさんがプロデュースしたまな板で、使いやすいうえにインテリアにもなると話題の商品なんですよ!
サイズは直径25cmとちょうどよいサイズで、お弁当を作るときなどに少し食材を切りたい時にも、すっと取り出して使うことができます。
またデザインがとってもおしゃれですよね。この素敵なまな板を使えばきっと毎日の料理が楽しくなりますし、使わないとき壁にかけて置いておくだけでもインテリアになります。
桐
つづいて、桐製のまな板を2つ紹介します。
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- 軽い!
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- 水はけがよく、すぐに水分が乾く!
桐製のまな板は軽いのが特徴です。大きなサイズでも重量が軽いため洗ったり取り出したりするのがとっても楽です。しかし重量感があまりないため、食材を切るときの安定感が少ない点がデメリットといえます。
カクセー 中村孝明 桐のまな板(L)
【参考価格】1540円
こちらはリーズナブルな価格が特徴の、桐製のまな板です。
サイズは42cm×23cmと大きめですが重さが重くないため、使い勝手がとても良いです。また左下の焼き印もワンポイントでおしゃれですよね!
まずはお手軽な値段の木製のまな板を試してみたい方におすすめです!
藤次郎 桐まな板 スクエア F-349
【参考価格】4253円
こちらは正方形の形をした桐製のまな板です。正方形ですと横幅を取らないので、キッチンのスペースが狭い方におすすめです。
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- 安心の日本製の桐を使用
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- すぐに水が乾くので傷みにくい!
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- サイズ・形がキッチンが狭い方にピッタリ
いちょう
つづいて、いちょうでできたまな板を2つご紹介します。
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- 「まな板の最上材」といわれる高級材!
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- 木が油分を含んでいるため水はけがよい
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- 「フラボノイド」という物質が含まれており、食材の匂いがまな板に残らない
いちょうは先ほどの桐と同じく、水はけがよく速乾性があるのが特徴です。木が油分を含んでおり、水を飛ばしてくれる作用があります。木が水分を吸いすぎてカビてしまうなどの心配がありません。
いちょう製のまな板は少々値段が張りますが、非常に品質が良い、高級まな板です。
katajiya 木製まな板 国産 いちょう材 【無垢材一枚物】
【参考価格】5900円
こちらはハンドメイドのいちょう製まな板です。
日本製のいちょう材を丁寧に切りだし、一枚一枚職人さんの手で制作しています。使い込んで表面が傷ついてしまっても、削り直しが無料というのがとってもありがたいですね!
昔からプロの料理人が愛用してきた高級材・いちょうを堪能したい方におすすめです。
【双葉商店】 イチョウまな板 24
【参考価格】9900円
こちらはいちょうの一枚板のまな板です。
雪深い越前(福井県)の山奥から切り出されたいちょうを贅沢に使用しており、「福井県指定伝統工芸品」に指定されています。
品質の良いいちょうのまな板を、長く使いたい方におすすめです。
竹
次は、竹製のまな板を2つご紹介します。今までご紹介したような木製のまな板とは一線を画した特徴があります。
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- ほかの木材よりも固め
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- 木材特有の匂いがしない
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- リーズナブル
竹はひのきや桐、いちょうよりも固く、包丁が当たった時の音は「トントン」というよりも「カンカン」といった具合です。しかしプラスチックよりは木材ならではの柔らかさがあるので、包丁を痛めません。
また竹は匂いがしないため、木材の匂いが好きでない方も進んで使うことができます!
TAKEMI 竹製 まな板 3点セット
【参考価格】1680円
こちらはリーズナブルな3枚セットのまな板です。
大きいサイズのものは台所で食材を切る際に、小さいサイズは食材を載せてそのまま食卓に出して使うこともできますよ!
HHXRISE 大きい まな板 竹製
【参考価格】1850円
こちらは竹製のまな板で、くぼんだスペースが三つついています。写真のようにここに切った食材を置いておくことができます!
その他
最後に、その他としてひば製・クスノキ製のまな板をそれぞれひとつずつご紹介します。
ウメザワ 木製まな板 青森ひば 抗菌
【参考価格】5808円
こちらは青森ひば製のまな板です。青森ひばは日本三大美林に選ばれており、ここから美しい木目のものを厳選し作られています。
ひばにはひのきと同じく抗菌性のある「ヒノキチオール」がたくさん含まれているので、高い抗菌効果が期待できます。
Boumbi 香りのクスノキのまな板
【参考価格】3900円
こちらはくすのき製のまな板で、くすのき特有の強い香りが特徴です。くすのきのオイルはアロマとしても広く使われており、この香りをかなり長い時間楽しむことができます。
さらに、持ち手のついたデザインもとてもおしゃれですよね。食材を切るだけでなく、チーズやパンを載せて食卓に出すなど、お皿代わりに使うのもおすすめです。
木製まな板のお手入れ方法
では最後に、木製のまな板のお手入れ方法をご説明します。木製のまな板はプラスチック製とは違いお手入れに少々コツが必要ですが、どれも簡単なので欠かさず行うようにしてください。
使用前
まず使用前には、表面をさっと水で濡らしてから使います。
和食料理店やすし屋などで、料理人がまな板を濡れた布巾で拭いてから使っているのを見たことがある方、多いのではないでしょうか。これはまな板の品質を保ち、長く使い続けるために重要なステップですので、必ず行ってくださいね。
表面が水でぬれすぎてしまったら固く絞った布巾で余分な水分をふき取ってください。
使用後
使用後には、なるべくすぐに水と洗剤で表面を洗います。その後、風通しの良いところでしっかりと乾かしてください。
理想としては、まな板をひもやフックで吊り下げて全体が均等に乾くようにするのが良いのですが、難しい場合はスタンドに立てたり、壁に立てかけたりしてしっかりと水気を飛ばしましょう。この際木目が縦になるようにするとさらに良いですよ!
木は呼吸をしているため、薄いまな板ですと反りかえってしまう可能性があります。もしもまな板が反ってしまった場合には、重りや水を入れた鍋などをまな板に載せ、一晩おくと元に戻ります。
黒ずみを見つけたら、なるべく早めに紙やすりで削り取りましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は木製のまな板について、メリットとおすすめの商品、またお手入れの方法を解説しました。ぜひこの記事を参考にして木製のまな板を選び、買ってみてくださいね!